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『よその女』
 

ハニさんの書斎には本がいっぱい

旅の本、お酒の本、経済の本

実際、本を読み耽ってる姿を見たことはないけれど

ドップリ漫画派の私とは反対の人みたい



だけど私も、たまに、ごくたまに

本を読む気になったりする

本の虫と呼ばれるぐらい読書家の女子が身にまとう

妙な色気に ほんのり憧れを抱いてたりする



そこで購入してみたのは

同じ理由で学生の頃読み漁っていた江國香織さん



なんとなく買ったそれは小説ではなくエッセイで

しかも夫に対する妻目線のエッセイで

そんなの読んでもなぁ・・・と家に帰って肩を落としたものだけど、

それでも読んでみたら意外と面白くて



『よその女』という一章に

まんまと深く頷かされてしまった



普段本を読まないせいか、

たまに取り込む活字のパワーに

きっと影響されやすいのかもしれない



よその女とは

通勤途中に見かける女

仕事先の女

とか

朝、仕事着に着替えてよそいきの顔になる男

よその女にしか見せない笑顔の挨拶

よその女にしか向けない種類の優しさ

きっと二度と自分には向けられないもの達

自分をよその女じゃなくしたお詫びに

チョコレートだけは

自分以外にプレゼントしないでと約束した


と、江國さんは言う



なんだか納得


決まって毎日、

酔っ払ってふにゃふにゃと眠りにつくハニさんは

朝、繰り返し鳴る目覚ましを力なく止める

だけど、体を起こしてしまえば

すぐにスイッチが入って

瞬く間に仕事の顔に変わる


きっと外に出てしまえば

そこには私の知らないハニさんがいるのに

帰ってくる頃にはまた力の抜けた人に戻ってる



私もまた

よその女に見せる優しさや笑顔に触れることはもうないのだ



本の真似をして言ってみる

『私以外にはピアスをプレゼントしたりしないでね』

ビールを片手にハニさんは満面の笑顔で頷く



それは家で飲んでる時にしか見せない

こどもみたいな笑顔



よその女には見せない油断したその顔に

結局いつだってご機嫌にさせられてしまうのだ

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